小児がん・AYAがんデータ(2018年~2019年症例)
登録データと集計について
- データは「がん診療連携拠点病院等 院内がん登録 標準登録様式2016年版」に基づき登録したものです。
- 集計は、国立がん研究センターが公表している「院内がん登録 2018-2019年小児AYA集計報告書」をもとに作成しました。
※報告書は「国立がん研究センター がん情報サービス(別サイトへリンクします)」から閲覧できます。
集計の期間と対象について
- 2018年1月1日~2019年12月31日までの2年間に、登録対象となる腫瘍の種類(※1)に該当するもののうち、入院・外来を問わず当院において診断及び又は治療等の対象となった腫瘍を登録対象としています。
- 1腫瘍1登録の原則に基づき、同一患者に複数のがん病巣が存在し、それらが臨床的・病理学的に独立した「がん」と判断された場合、多重がんとして登録しています。多重がんの判断に際しては、2018年症例より、多重がんルールSEER2018準拠ルールに基づいて登録しています。
※1 登録対象となる腫瘍の種類は、『国際疾病分類-腫瘍学第3版(2012年一部改正)』(ICD-O-3)における形態コードの性状コードが2(上皮内癌)もしくは3(悪性、原発部位(※2))のものです。ただし、例外的に髄膜・脳・脊髄・中枢神経系の良性及び良悪不詳の腫瘍、消化管間質腫瘍(GIST)、境界悪性の卵巣腫瘍の一部も登録対象としています。
※2 原発部位とは、がんの大元が発生した部位を指します。
公表の対象について
各集計表において、集計値が10 未満の場合、国立がん研究センターの報告書では「個人が特定される可能性が高い反面、患者、家族や国民に対して有用な診療情報を提供する」として、1 件以上10 件未満の場合は、1~3 件、4~6 件、7~9 件として公表し、10 件以上は実数で公表されています。当院でも、10未満の集計値はこれに準じて公表しています。
症例区分について
院内がん登録では、がんの診断及び初回治療がどの施設で開始・実施されたかを判断する項目として「症例区分」を登録しています。
- 診断のみ(当院で診断後、他施設へ紹介した症例)
- 自施設診断・自施設初回治療開始(当院で診断及び初回治療が開始された症例)
- 自施設診断・自施設初回治療継続(当院で診断後、他施設で初回治療が開始され、その後、当院で初回治療を継続した症例)
- 他施設診断・自施設初回治療開始(他施設で診断された後、当院で初回治療を開始した症例)
- 他施設診断・自施設初回治療継続(他施設で診断及び初回治療が開始され、その後、当院で初回治療を継続した症例)
- 初回治療終了後(他施設で初回治療後に当院を受診した症例)
- その他(①~⑥のいずれにも該当しない症例。治療目的に当院を紹介受診したが、当院では治療を行わず、他施設へ紹介した症例 等)
集計項目の「登録数」には、②、④のみが集計されています。