診療部・中央部門等のご紹介
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小児外科

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小児外科の紹介

当科では、0〜15才までの小児(新生児期・乳児期・幼児期・学童期・思春期)の心臓外科、脳外科以外の外科疾患の診断、治療を行っており、16才以上の患者さまでも小児外科特有の疾患の場合、トランジション症例として治療にあたることがあります。  
小児外科が扱う病気は、鼠径ヘルニア、停留精巣、腸重積、虫垂炎などの日常疾患、直腸肛門奇形、横隔膜ヘルニアなどの先天性疾患、神経芽腫、腎芽腫、肝芽腫などの小児悪性固形腫瘍があります。さらに救急疾患として、消化管・気道異物や外傷も取り扱っています。これらの疾患について、場合により小児科、麻酔科などの関連診療科と協力して治療にあたります。
 
診療内容
■小児外科専門医による高度な医療の実践
こどもはおとなのミニチュアではなく、子供の特徴を十分に知った医師が手術や術前・術後の管理をする必要があります。当科は、小児に特化した外科診療科であり、新生児から乳幼児、学童、思春期にいたる小児外科疾患の診断・治療に高度な知識と経験を生かした医療を実践しています。
■小児救急への対応
外傷、急性腹症、消化管・気道異物やそけいヘルニア嵌頓などの一般的な疾患から高度な技術を必要とする新生児外科疾患まで24時間体制で入院、検査、治療ができるよう小児救急医療に万全の体制をとっています。
■小児内視鏡外科
手術を受けたこどもがよりよいbody imageで精神的、身体的に発育できること、および術後疼痛の軽減などを目的に、できるだけ体に優しい低侵襲な手術を目指しています。また安全性にも十分配慮し、内視鏡外科の技術を駆使した小児外科手術の実践、開発に力を入れています。
■周産期医療の一環として
近年、超音波機器、MRIなどの画像検査法の発達により、出生前の胎児に病気が見つかる症例が増えています。このような場合に、産科への母胎搬送の後、私達小児外科医は産科、新生児科などの周産期医療チームと連携をとりながら、分娩時の緊急事態に備え、重篤な小児外科疾患に対して迅速な対応ができるように備えています。

特色・主な取組

京都府下では年間手術数約350例と最も多く手術を行っています。また、現在京都府で診療している小児外科専門医の7割は当医局出身の医師です。
2024年現在、関連の小児外科学会認定施設・教育関連施設は9施設(京都府立医科大学、滋賀医科大学、近江八幡市立総合医療センター、京都第一赤十字病院、宇治徳洲会病院、岐阜県立総合医療センター、大阪医科薬科大学、京都中部総合医療センター、市立福知山市民病院)であり、これらの病院で当科で修練を積んだ小児外科専門医、指導医が、京都市内、京都府下、および滋賀県、奈良県北部をカバーしています。また、当院は小児がん拠点病院に指定されており、様々な小児がん患者の治療にあたっています。脈管奇形(リンパ管腫、静脈奇形)に対しても、外科治療、薬物治療を積極的に行っています。
 
スタッフ紹介
職 名 氏 名 卒業年 専門分野、学会認定等
部 長 小野 滋 平成3年卒
小児呼吸器外科、小児腫瘍外科、小児外科全般
日本小児外科学会指導医、小児がん認定外科医
副部長 文野 誠久 平成9年卒
小児腫瘍外科、脈管奇形、小児外科全般
日本小児外科学会指導医、小児がん認定外科医、周産期・新生児医学会認定外科医
主 任 金 聖和 平成21年卒
新生児外科、小児呼吸器外科、小児外科全般
日本小児外科学会小児外科専門医
医 員 髙山 勝平 平成23年卒
小児内視鏡外科、小児胆道疾患、小児外科全般
日本小児外科学会小児外科専門医、周産期・新生児学会認定外科医
医 員 井口 雅史 平成25年卒
小児腫瘍外科、小児内視鏡外科、小児外科全般
日本小児外科学会小児外科専門医

研究へのご協力のお願い(オプトアウト)

当科では下記の通り、京都府立医科大学医学倫理審査委員会の承認を受けた研究を行っております。
これらの研究への協力を希望されない場合、もしくは内容にご不明な点がある場合は、各研究の担当者へお知らせ下さい。
 

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