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2019年4月保険診療・先進医療開始
小児がん治療
小児がん 陽子線治療をご希望の方へ
はじめに
2016年4月より、小児がんへの陽子線治療提供が保険適応となりました。
陽子線治療は、以下の特徴を有し、低侵襲な優れた治療として注目されています。
・治療を受けているときに痛みがない
・臓器の機能を損ないにくい
・容姿や容貌を損ないにくい
・早期の社会復帰が期待できる
陽子線治療は、正常組織の放射線線量をX線治療よりも低減しやすく、長期的な有害事象を少なくできる可能性があります。このため、小児がん治療に適した放射線治療として期待されています。
センターの特徴
陽子線治療室2室のうちの1室には、オリジナルキャラクターである「プロトンズ」の絵が描かれ、温かみのある内装となっています。お子様が治療を受ける際の恐怖心をできる限り少なくし、少しでも親近感を抱いてもらえるように配慮しています。
京都府立医科大学附属病院は、小児がん拠点病院に選定されており、小児がん患児と家族が安心して適切な医療や支援を受けられる環境を整えています。
小児がんは、複数の診療科が互いに情報を共有し、治療方針を決定したうえで集学的治療を行う必要があります。当院では、小児がん患者の治療方針決定に当たり、キャンサーボード(多診療科による集学的治療カンファレンス)を開催し、各科の専門集団による診断、治療方針決定を経た上で治療を行うことで、最適な治療を提供します。
受診までの流れ
当院では、小児がんへの陽子線治療提供に関して、「受け入れ相談」「受診」「陽子線治療の提供」「治療後の経過フォロー」の工程を主治医の先生と協力して円滑に進めていきたいと考えています。
陽子線治療を受ける場合は、まず、主治医の先生とよく相談して陽子線治療を受けることが妥当かどうかを検討して下さい。陽子線治療を受けることが決まれば、適切な受け入れ判断を行うために、主治医の先生を通じて医師専用小児がん問合せフォームに基本情報をご入力いただくとともに、必要な診療情報(診療情報提供書、血液検査データ、病理検査データ、画像検査データ、既治療情報など)を当院に提供してください。当院での院内検討会(キャンサーボード)を経て適応や受入れの判断を行います。
入院による受け入れが必要な場合もございますので、早めのご相談をお願いします。可能であれば、陽子線治療開始希望日の3カ月以上前にご相談下さい。
治療費のご案内
〇保険診療での治療提供となります。
・公的医療保険の対象となりますので、一部負担金については、お住まいの市町村にお問い合わせください。
・自己負担金については、高額療養費の利用が可能です。
※高額療養費についてのお問い合わせは、ご加入の健康保険窓口にお尋ねください。
診療情報送付先について
医師専用小児がん問合せフォームに基本情報をご入力いただいた後、小児がん陽子線治療に係る必要な診療情報は下記宛先に送付いただきますようお願いいたします。
治療実績
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医師専用小児がん問合せフォーム
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