診療部・中央部門等のご紹介
診療部・中央部門等のご紹介

放射線技術課

 

主な業務内容

X線単純撮影(骨塩定量検査)

当院では①胸部専用撮影室、②一般撮影室4部屋でX線撮影を行っています。

X線発生装置は島津社製で、X線フィルムはフジフィルムとコニカミノルタ製のFPD(フラットパネルシステム)を用い高画質なX線画像を提供しています。特殊撮影で下肢全長や、全脊椎撮影などの長尺撮影 整形外科のトモシンセシス撮影も行っています。③病棟回診用ポータブル撮影装置は一般病棟用に2台、各集中治療室用に1台、手術室専用に新たにFPD搭載型を導入し手術直後の撮影に迅速対応しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       ①胸部専用撮影台              ②一般撮影室 立位および臥位撮影台                ③オペ場用装置         

 

 

骨塩定量検査
当院ではホロジック社製の Discovery で腰椎と大腿骨頸部の骨密度検査を行っています。

骨粗しょう症の早期発見や、骨密度の定期的な検査を行っています。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乳房X線撮影

当院では島津社製のSEPIO NUANCE DTで女性診療放射線技師が担当し撮影しています。

技師はマンモ撮影認定資格を取得し画質向上と維持に努めています。
生検検査として、水曜日午後にマンモトームを行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

造影検査

島津製作所製のSonialvision safire、Cvision safire、Flexavisionの3台を設置しています。

101室設置のSonialvisionは17インチの空冷FPD装置です。主に消化器系検査・小児系検査・整形脊髄検査の他、

特殊検査として嚥下機能・トモシンセシス・長尺撮影など多岐に渡る検査を行います。

102室設置のCvisionは17インチの水冷FPD装置です。

通常検査の他に、内視鏡検査として気管支鏡関連とERCP関連の検査を行います。国内でも稀なspycameraも設置しております。

103室設置のFlexavisionは現在では稀なII装置で、現状検査室101・102のバックアップとしています。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

血管造影検査・IVR

2019年4月時点で血管撮影装置は血管撮影室に4台、手術室にhybridとして1台稼働中です。
またNon-vascular IVR用としてCT装置が1台あります。
検査は各診療科専門医師、コメディカル(看護師、臨床工学士、放射線技師)がチームを組んで従事しています。
放射線技師はIVR専門技師が中心となり画質の向上、低被ばく、低線量化に向けて日々取り組んでいます。
 

<各室の装置、主な検査の概要>

11室 SHIMADZU BRANSIST safire VC17 system
17x17inch FPD搭載の天井走行Single plane装置です。
主に放射線科、消化器内科による血管造影検査、
IVR(Interventional Radiology)を行っています。

 

 

12室 PHILIPS Allura Clarity FD20/20 system  (写真1) 
14.8x13.4inchFPD 搭載のBi plane装置です。
主に脳神経外科、脳神経内科による血管造影検査、Neuro 
IVR、疼痛緩和ケア科によるPain Clinicを行っています。

        

 

 

 

 

 

 

13室 SHIMADZU BRANSIST safire VB9 CVS package system (写真2)                    12x12inch FPD 搭載のBi plane装置です。

主に循環器内科による心臓カテーテル検査、

PCI・EVT・SHD(structural heart disease)、

小児科による心臓カテーテル検査、IVRを行っています。

 

 

 

 

 

105室 SHIMADZU BRANSIST safire HB9 system

9x9inch FPD 搭載のBi plane装置です。

主に循環器内科による心臓カテーテル検査、

Ablation PMI PCI EVTを行っています。

                                       

 

Hybrid室 PHILIPS Allura Clarity FD20 OR table 722035 system (写真3)
14.8x13.4inchFPD搭載の天井走行Single plane装置です。
主に心臓血管外科によるステントグラフト、
循環器内科によるTAVI Mitra clip等、
SHD治療を全身麻酔下で行っています。

 

 

 

 

 

106室 Canon AquilionTSX-101A/8A

16列CT装置です。

主に放射線科がNon-vascular IVR(生検、ドレナージ、

RF、Cryo等)をCT透視下で行います。

                                         

  

CT検査

CT検査とは
エックス線を使って体の断層画像を撮影する検査です。
造影剤を使うことにより臓器の染まり方や、血流状態を画像化する事が出来診断に役立っています。

 

CT装置
診断用として4台のCTを有しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    FIRSTを搭載した       64列のingenuity64        16列のAquilion         コーンビームCT

  320列のAquilion ONE

 

CT検査室として放射線科医をはじめ各臨床科医やスタッフとのコミュニケーションを大切にしています。

これにより医師の要望に応じた画像提供を行うことが出来、

またCTチームとしてより良い環境で検査が行えるように努力しています。

また緊急時対応訓練を行い患者様に安心して検査を受けて頂けるよう常に万全の態勢を取るようにしています。

 

当院は心臓検査が多く、Coronary、TAVI、ASD、小児心臓の先天性奇形など

多岐にわたる症例、疾患に対応し、撮影画像作成しています。

また、3D画像作成に力を入れており、3D画像処理機であるザイオステーション2を

CT室に8台有し、トータルで12台同時処理可能です。
画像コンテスト(画論The Best Image、Image Contest)において

最優秀賞は2018年度を併せて3回獲得しています。
            
最近では3Dプリンターによる立体模型も出力しており手術支援に
活用する他、流体力学を応用した処理も始動しています。

 

 

MRI検査

Siemens社製3.0T(テスラ)装置1台とPhilips社製1.5T(テスラ)装置2台を導入し、30分枠で検査を実施しています。

他の病院ではあまりされていない心臓の検査や胎児の検査なども日常的に行っています。

 

 
 
 
 
 
 

核医学検査

当院はPET/CT装置を1台、SPECT/CT装置を2台保有しています。

また、I-131内用療法のための病室が2部屋あります。

近い将来、サイクロトロンの設置ならびにPET/CTの増設も予定されています。
診断から治療まで幅広い核医学診療が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放射線治療

当院では陽子線治療2部屋とリニアック2台、組織内・腔内放射線治療装置を1台保有しています。

2019年春より陽子線治療装置とIMRT専用装置であるRadixactが稼働いたしました。

陽子線では金マーカーを留置し動体追跡技術を使うことにより、動きのあるターゲットに対しても正確に照射が行えます。

Radixactはシャッターのように開閉する高速バイナリMLCと、連続回転するリングガントリを使用したヘリカル照射により強度変調を行います。

強度変調性に優れ、複雑なIMRTプランの照射が可能です。

以前より稼働しているElekta社の治療装置でもIGRTを用いて精度の高いIMRTや定位照射を行っております。

マイクロセレクトロンHDRを使用した密封小線源治療では、子宮頸がんに対してCT、MRIを用いてIGBTを行っております。

またシード線源(125I小線源)による前立腺永久挿入療法も実施しております。

 

 

国家・認定資格一覧 (平成31年4月現在)

・第一種放射線取扱主任者            ・医学物理士
・医療情報技師                 ・医療画像精度管理士
・検診マンモグラフィー撮影認定診療放射線技師  ・血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師
・核磁気共鳴(MR)専門技術者            ・X線CT認定技師
・日本核医学専門技師              ・放射線治療専門放射線技師
・放射線治療品質管理士             ・救急撮影認定技師
・臨床実習指導者                ・小腸カプセル内視鏡読影支援技師
・大腸カプセル内視鏡読影支援技師        ・消化器内視鏡技師
・日本DMAT隊員

スタッフ紹介

研究へのご協力のお願い(オプトアウト)

当課では下記の通り、京都府立医科大学医学倫理審査委員会の承認を受けた研究を行っております。
これらの研究への協力を希望されない場合、もしくは内容にご不明な点がある場合は、各研究の担当者へお知らせ下さい。
 
 

活動実績

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