- 治療実績/施設見学/
 公開講座/広報誌 等
- センター紹介
- 陽子線治療について
- 当院で治療提供
 可能な疾患
- 高精度X線治療
 について
- 診療のご案内
- 主治医の先生へ
- 受診希望の方へ
- 小児がん治療
- FAQ/アクセス
外来受付中 
2019年4月保険診療・先進医療開始
主治医の先生へ
主治医の先生へ
はじめに
当院における陽子線治療は、日本放射線腫瘍学会が定める適応条件を遵守し、院内検討会(キャンサーボード)で十分な協議を行った上で治療を実施します。
	日本放射線腫瘍学会が定める適応条件の詳細は、公益社団法人日本放射線腫瘍学会のホームページを参照下さい(保険診療適応疾患、先進医療適応疾患)。
陽子線治療は負担の少ない治療ですが、全ての病状や疾患に対して有効な治療というわけではありません。日本放射線腫瘍学会が定める適応条件以外に、原則的には以下の要件を満たしている患者さんに対して有効と考えられ適応となります。
- 根治治療として陽子線治療が実施できる。
		- 原発巣に対する治療の場合
 病変が限局しており、遠隔転移が存在しない。
- 転移巣に対する治療の場合
 病変の部位・個数が限られていれば適応になる場合があります。
 陽子線治療の転移性腫瘍に対する適応は以下の通りです
 
- 原発巣に対する治療の場合
         
- 陽子線治療の準備期間(約2-3週間)を待機できる病態である。
- 成人では、安静な状況で30分以上の姿勢保持が可能である。
- 成人では、がんの告知を受け、患者さん自らの意思で陽子線治療を希望されている。
陽子線治療の適応疾患と当院で治療提供可能な疾患
日本放射線腫瘍学会にて、保険診療、先進医療により提供可能な陽子線治療の適応疾患と治療方法は定められており(統一治療方針)、当院ではこの方針を遵守して治療を提供します。現在、当院で治療提供可能な疾患は以下の図表を参照ください。
	日本放射線腫瘍学会が定める適応条件の詳細は、公益社団法人日本放射線腫瘍学会のホームページを参照下さい(保険診療適応疾患、先進医療適応疾患)。
図中の疾患名をクリックしていただくと、概要説明の表をご覧いただけます。

| 適応疾患(1) | 適応の詳細 | 当院での治療提供状況(3) | ||
| 提供状況 | 治療回数(回) | 治療期間(週) | ||
| 頭頸部悪性腫瘍 | 鼻副鼻腔扁平上皮癌・頭頸部悪性黒色腫・嗅神経芽細胞腫・腺様嚢胞癌・唾液腺腫瘍・頭頸部非扁平上皮癌(口腔、咽頭、喉頭の扁平上皮癌を除く) | 〇 | 5~37 | 2~8 | 
| 転移(リンパ節や骨などの他臓器)がない前立腺癌(限局性及び局所進行性の病態に限る) | 〇※ | 12~21 | 3~5 | |
| 骨軟部腫瘍 | 脊索腫・軟骨肉腫・骨肉腫・その他の稀な骨軟部肉腫 (限局性の骨軟部腫瘍に限る)* | 〇 | 16~56 | 4~8 | 
| 小児腫瘍(2) | 固形悪性腫瘍に限る | 〇 | - | - | 
| 消化管腫瘍 | 局所再発性大腸癌* | △ | 18~35 | 4~7 | 
| 肺腫瘍 | 限局性肺癌(Ⅰ期からⅡA期までの早期肺癌に限る) | 〇※ | 4~35 | 1~7 | 
| 肝腫瘍 | 肝細胞癌(長径4cm以上)* | 〇※ | 10~38 | 2~8 | 
| 肝内胆管癌* | △※ | 20~38 | 4~8 | |
| 膵腫瘍 | 局所進行性膵癌* | △※ | 20~33 | 4~7 | 
| 適応疾患 | 適応の詳細 | 当院での治療提供状況 | ||
| 提供状況 | 治療回数(回) | 治療期間(週) | ||
| 脳脊髄腫瘍 | 膠芽腫・神経膠腫・髄膜腫・その他の稀な脳腫瘍 | 〇 | 13~33 | 3~7 | 
| 頭頸部扁平上皮癌 | 〇 | 30~37 | 6~8 | |
| 消化管腫瘍 | 局所進行食道癌(頸部、胸部上部) | △ | 30~35 | 6~7 | 
| 局所進行食道癌(胸部中部、胸部下部) | × | × | × | |
| 肺腫瘍 | 限局性肺癌(保険適応外の転移および隣接臓器浸潤のない肺癌) | 〇※ | 4~35 | 1~7 | 
| 局所進行非小細胞肺癌(リンパ節転移あるいは隣接臓器浸潤のある非小細胞肺癌) | △※ | 30~37 | 6~8 | |
| 縦隔腫瘍 | 縦隔腫瘍 | △ | 15~35 | 3~7 | 
| 肝腫瘍 | 肝細胞癌(保険適応外のもの) | 〇※ | 10~38 | 2~8 | 
| 胆道腫瘍 | 胆道癌(肝門部・肝外の胆管癌) | △※ | 22~30 | 5~6 | 
| 膀胱癌 | × | × | × | |
| 腎癌 | △ | 10~35 | 2~7 | |
| 転移性腫瘍 | 転移性肝腫瘍(3個以内)・転移性肺腫瘍(3個以内)(いずれも他部位に病変がない状態であること) | 〇※ | 8~22 | 2~5 | 
| 転移性リンパ節(限局性) (他部位に病変がない状態であること) | 〇 | 8~35 | 2~7 | |
受診から陽子線治療までの流れ
受診から治療開始までに3週間程度が必要になります。

受診予約方法(成人)
受診までの流れ(成人)
陽子線治療を受けることが決まれば、主治医の先生から放射線科に受診予約申込をお願いいたします。治療方針が決まっておらず、化学療法等他の治療方法もご検討の場合は、疾患に対応した主科に受診予約申込をお願いいたします。なお、前立腺がんの場合は、泌尿器科に受診予約申込みをお願いいたします。後日(2~3日後)、主治医の先生宛に受診日時等の連絡を送ります。各科外来担当医師出番表はこちらをご覧ください。
当院では、陽子線治療の適応を決めるに当たって、患者さんとの面談による対話が非常に重要であると考えております。このため、適応の相談や判定においては、必要な診療情報※(診療情報提供書、血液検査データ、病理検査データ、画像検査データ、既治療情報など)を提供いただくとともに、患者さんご自身に受診していただきたいと考えております。
	※受診時に必要な診療情報資料は、受診当日患者さんご自身でご持参いただきますようお願いいたします。
肝腫瘍に対する陽子線治療目的に当センターにご紹介をいただく場合、患者さんが肝細胞癌に罹患されていたり、肝機能障害(肝硬変を含む)が認められたりする場合は、ICG検査(インドシアニングリーン試験)を紹介前にできる限り実施していただき、ICG停滞率(ICG-R15)の検査結果を紹介時に提示いただきますようお願いいたします。


診療予約初診(成人)に関するお問い合わせ先
※医療機関からのお申込みに限ります。
| TEL | 075-251-5286 | 
|---|---|
| FAX | 075-251-5241 | 
| 075-251-5289 | 
予約申し込み(成人)受付時間
※FAXは24時間受付
| 平日(月曜~金曜) | 8:45 ~ 19:00 | 
|---|---|
| 土曜 | 8:45 ~ 12:00 | 
・平日の19時以降及び土曜12時以降・日曜・祝日の受付についての連絡は後日となります。
	・受診日のお知らせの連絡には、2~3日程度かかりますので、ご了承ください。
ご予約から受診までの流れ(成人)
事前診察申込書様式(PDFファイル、Excelファイル)をご利用ください。
	事前診察申込書と診療情報提供書を併せてFAXで送付をお願いいたします。




