診療部・中央部門等のご紹介
診療部・中央部門等のご紹介

周産期診療部

部門の紹介

母体胎児集中治療室(MFICU
2018年4月より本学附属病院はMFICU(母体胎児集中治療室)を開設しました。部屋はすべて個室で、現在3床が稼働しています。切迫早産、前期破水、妊娠高血圧症候群、多胎妊娠、胎児発育不全、膠原病合併妊娠などのハイリスク妊娠、常位胎盤早期剥離や大量出血など集学的治療が必要な症例において、24時間体制で医師と助産師が連携をとり集中的に治療をおこなっています。他に、児の先天性心疾患、消化器疾患、水頭症などの中枢神経系疾患など多くの疾患を扱っており、大学病院のメリットを活かして小児科、小児外科、脳神経外科など他科と連携をとって高度な周産期医療を行っています。MFICU開設により、京都府総合母子医療センターとして今後さらに充実した周産期医療につとめていきます。
新生児集中治療室(NICU)/新生児治療回復室(GCU
新生児集中治療室(NICU)は、予定日よりも早くお生まれになる赤ちゃんや、生まれつき疾患をお持ちの赤ちゃんが治療を受けていただくための病棟です。NICU 6床、新生児治療回復室(GCU)12床で診療にあたっています。集中治療に加えて、母児の愛着形成や赤ちゃんのストレスを軽減するケアも行っています。近年は、医療的ケアを必要とするお子さんも増え、多職種との連携を強化し、自宅で生活を送ることができるようサポートにも力を注いでいます。

特色・主な取組

MFICU、NICUともに365日、24時間の受け入れ体制を整えています。
■出生前相談
お子さんのご病気によっては、産科、小児科だけでなく関係科と連携を取り、出生前にご両親との面談の機会を設け、出生直後から速やかに治療が開始できるようにしています。
■集中治療
早産児、(超)低出生体重児をはじめ、NICUに入院したお子さんの呼吸や循環動態の安定を図り、脳の保護、感染対策、栄養管理などの集中治療を行います。当院では、多くの消化器疾患、心疾患、脳神経外科疾患などの外科的治療が必要なお子さんの入院を受け入れており、各診療科の専門医と連携し全身管理、外科的治療を行います。
■ディベロップメンタルケア
NICUでは、環境整備、ポジショニングなど赤ちゃんの成長・発達につながるディベロップメンタルケアをNICU専任の理学療法士を中心にNICUスタッフで取り組んでいます。また、ご家族の方を対象に心の相談センターを開設しています。
■NICU退院後のフォローアップ
NICU退院後は、小児科乳児外来でお子さんの発達発育をみていきます。また、経管栄養、気管切開などの医療的ケアを必要とするお子さんの生活を多職種にわたりサポートします。
■心の相談センター
ご家族の方が対象。臨床心理士との面談。毎週月曜日と木曜日、いずれも午前10時~11時。

スタッフ紹介

職 名 氏 名 専門分野、学会認定等
部 長
北脇 城
日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医、母体保護法指定医、
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、
生殖医療指導医、女性ヘルスケア専門医、日本女性心身医学会認定医、
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医
副部長 楠木 泉 日本産科婦人科学会専門医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医(腹腔鏡・子宮鏡)、日本内視鏡外科学会技術認定医
副部長 長谷川 龍志
日本小児科学会専門医、周産期(新生児)専門医・指導医、小児神経専門医、
新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
特任助教 秋田 大輔
日本小児科学会専門医、周産期(新生児)専門医、
新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
特任助教 杉本 篤哉 日本小児科学会専門医、新生児蘇生法「専門」コースインストラクター

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