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認知症疾患医療センター

認知症疾患医療センターは完全予約制となっておりますので、ご予約・ご相談・お問い合わせは平日9時~12時/13時~17時の間にお電話でお願いいたします。
認知症疾患医療センターの詳細はこちら

認知症疾患医療センター専用電話

075-251-5566

新規相談日・時間

  • 完全予約制です。
  • 火曜日、木曜日、金曜日の午後

対象となる方

診療の流れ

  1. 平日9時~12時/13時~17時の間に上記専用電話まで、まずお電話下さい。 新規相談日を予約致します。
  2. 受診日はまず患者さんには検査をお受け頂き、その間にご家族からのお話をお聞きします。
    検査:血液検査・心電図・認知機能検査、MRI
    予診:検査待ち時間を利用して、相談員がご家族からお話しをお伺いします。
  3. 2回目、専門医の診察です。検査結果の説明、診断、薬の処方、介護等の相談を行います。 (月曜日、水曜日の午前・午後)

持ち物

  • 健康保険証
  • 現在服用されている薬の内容が分かるもの(お薬手帳・紹介状など)
  • 過去に頭部CTやMRI、脳血流シンチなどの検査をお受けになったことがあれば、そのフィルムをお持ちいただくと診断の参考になります。

認知症について

認知症とは

認知症とは、物事を思い出したり、物を認識したり、道具を使用したり、話したりする能力に問題が生じて、そのために日常生活に支障をきたすようになる様々な病気の総称です。認知症の中で最も多いのはアルツハイマー型認知症で、他には、血管性認知症(脳卒中による認知症)、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症(ピック病)、パーキンソン病に伴う認知症などがあります。
また、うつ病、薬物、甲状腺疾患、ビタミン欠乏、梅毒、頭部病変によって一時的に認知症のような状態が引き起こされることもあり、治療により改善する可能性があります。
いわゆる加齢に伴う物忘れと違い、(原則)進行性の疾患であり、本人の努力や周囲のサポートだけで解決できるものではありません。

症状

物忘れや日付がわからないなどの症状は中核症状と言われています。抑うつ、不安、怒り、攻撃性の爆発、妄想、幻覚などの症状を認めることがあり、さまざまな感情の問題に発展することがあります。これらの症状は認知症の周辺症状と言われています。

治療

根本的な治療法はまだありませんが、薬剤治療により認知機能を軽度改善させ、疾患の進行を遅らせることが出来ます。
症の周辺症状である、抑うつ、妄想、幻覚、興奮、不眠などに対しては、薬剤治療と環境調整により改善が期待出来ます。
また、認知症の治療としては、薬剤治療だけでは不十分であり、環境調整、介護サポート、家族の関わり方など色々な側面からのアプローチが重要です。

環境調整・介護サポート

認知症の介護は、長期的になり、家族だけで抱えるのは大きな負担になることがあります。
そのため、介護保険制度や地域のサービスを利用してサポート体制をつくることが大事になります。
ホームヘルパーやデイサービスなど、患者さんに必要なサービスを御利用下さい。
御相談はお近くの地域包括支援センター、または市町村役場の担当窓口へ。

認知症患者さんへの家族の関わり方

むやみに行動を制止したり、声をかけたりせず、見守りましょう。
十分に話を聴き、気持ちの理解に努めましょう。
今ある能力を知り、興味・関心を探りましょう。
ケアの際、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚などの五感やあらゆる感覚を刺激することを心がけましょう。
便秘、発熱、脱水、痛みといった身体の不調を見逃さないようにしましょう。
日常の生活場面(環境整備・清潔・排泄・食事)で、本人が出来ることは自分でやってもらい、能力維持に努めましょう。逆に、本人が出来なくなっていることに関しては責めたりせず、手助けしましょう。家族だけで頑張り過ぎず、みんなでチームを組んで関わり、家族の負担軽減に努めましょう。

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