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【お知らせ】ローテーションフラップを用いた乳房再建術について

京都府立医科大学では2022年より、身体への負担が少なく、比較的短時間で行える「Rotation flap(ローテーションフラップ)乳房再建術」を導入しております。

これまでに当科では約70例の実績があり、2025年にはさらに傷跡を目立たなくすることを目指した独自の術式「Naoi-Miyake法」を開発するなど、術後の見た目の美しさ(整容性)を高める取り組みを行っています。

本術式の特徴

  • 身体への負担が少ない: 手術の侵襲(ダメージ)が少なく、半日程度の手術枠で実施可能です。

  • 自然な形態を維持: 乳房周囲の組織をスライド(回転)させて切除後のへこみを補うため、乳房の変形をできるだけ軽減し、ふっくらとした自然な形を保ちます。

  • 同時に再建が可能: 乳がんの切除と同時に同じ手術で再建を行うため、患者さんの精神的・身体的な負担軽減にもつながります。

対象となる患者さん

  • 腫瘍の大きさが約3cm以下の単発性乳がん

  • 乳房のどの領域(上下左右どのエリア)にできたがんに対しても行うことが可能です。

術後の経過について

一般的に、術後1年が経過した時点でも約8割の患者さんで良好な乳房の形態が保たれます。ただし、残りの約2割の患者さんにおいては、周囲の組織(脂肪など)の量が十分に確保できない場合や、術後の放射線治療による組織の萎縮などが原因で、変形が生じるなど形態の維持が難しくなることがあります。

保険診療と手術費用について

本術式は原則として保険診療の対象となります。当院では乳房温存手術を基本とし、センチネルリンパ節生検などを組み合わせて行います。

  • 手術費用の目安(手術手技料): 約31,000〜42,000点 ※実際の自己負担額は、保険の負担割合や入院料、麻酔料などにより異なり、高額療養費制度の対象となります。また、欠損範囲に応じて別途手技料が追加される場合があります。詳細については外来にてご相談ください。

手術に伴うリスク

手術には、出血、感染、血腫・漿液腫(水がたまること)、傷の治りの遅れ、傷跡、左右差や変形、感覚低下などのリスクがあります。また、リンパ節の切除を行った場合には、腕の浮腫(むくみ)や肩の動かしにくさ、しびれが生じることがあります。

実施施設のご案内

本術式は、京都府立医科大学のほか、以下の関連施設でも実施しております。詳細はお近くの施設にお問い合わせください。

  • 石鎚会 田辺中央病院

  • 洛和会 音羽病院

【詳細はこちら(乳腺外科HPへ)】

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