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専門看護師(Certified Nurse Specialist)


Certified Nurse Specialist

専門看護師(Certified Nurse Specialist:CNS)

CNSは、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めたものをいい、実践、相談、調整、倫理調整、教育、研究の6つの役割があります。

CNSになるためには、専門分野での所定の実務経験と大学院修士課程(CNSコース)の修了後に認定審査を受ける必要があり、認定後は5年ごとに更新があります。
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当院CNSには、役割を果たすため活動時間が付与され、それぞれの専門性を活かして組織横断的に活動しています。また、CNSによる看護倫理研修や研究支援なども積極的に行っています。

がん看護専門看護師

吉岡 とも子

2011年取得

患者さんの権利を大切にし、適切な医療や 看護ケアが提供できるようにつとめています

「からだ・心・暮らし・希望」の状況にあわせて、どのように治療やケアを受けるのがよいのか。色々な職種や部門とも連携し、患者さんとご家族にとって一番いい方法を一緒に考え、サポート・コーディネートできるようにつとめています。また、質の高い医療・ケアが提供できるように、コンサルテーション活動や院内での教育的なかかわり、システムを整えたりする役割を担っています。

がん看護専門看護師

服部 美景

2013年取得

仲間とともに、患者さんとその家族が その人らしく生きる生活を支えたい

がん患者さんにより質の高いケアを提供できる看護師になりたいという思いから、がん看護専門看護師を目指しました。がん患者さんやそのご家族は、がんと診断されたことにより、さまざまな不安やつらさを体験されます。そのような患者さんやそのご家族が、病気と向き合い、納得して治療を受け、これからの過ごし方を意思決定できるよう支援していくことが私の役割です。患者さんやそのご家族に寄り添い、その人らしさを大切にした最良の看護を提供するために、他の医療スタッフや仲間とともに協働し、より良いケアを目指しています。

がん看護専門看護師

杉浦 康代

2020年取得

がんという病気を抱えながらも、 自分らしく生きることを支える

がん患者さんやご家族は、身体のつらさだけでなく、生活における不安や心配、気がかりなど多くの思いを抱えています。さらに、治療や療養など様々な場面で意思決定を求められます。
がんという病気を抱えながらも自分らしい生活を継続できるように、患者さんやご家族の希望や思いに耳を傾け、お一人おひとりにあった治療や過ごし方を一緒に考えていきます。また、他の医療従事者との懸け橋の役割を担いながら、医療チームでサポートできるように努めます。

母性看護専門看護師

安田 美緒

2010年取得

周産期看護の質向上に取り組んでいます

「妊娠」は女性の生涯の健康障害リスク発見の負荷試験と言われるように、周産期にある女性は様々なリスクと隣り合わせにあります。特に近年の晩婚化や生殖医療の高度化に伴い、身体・心理・社会的問題を持つ妊産褥婦さんが増えており、看護者に求められる役割は日々高度で複雑化しています。これらの複雑な問題を抱えた母児の生命の危機的状況や倫理的課題への対応、意思決定支援、養育環境の調整を多職種で協働し、常に誠実に前向きに実践することを心がけています。
また、患者さんにも医療者にも善い看護の方法やチーム医療について考え、業務改善やシステム作りを行うなど効率的な看護実践と看護の質の向上に取り組んでいます。

小児看護専門看護師

宮澤 真由美

2015年取得

小児患者さんとその家族に対して、 それぞれの持つ力を引き出し、 成長・発達を見据えた看護を提供しています

小児患者さんが病気体験をどのように受け止めて乗り越えていくのかは、小児患者さん自身の発達やその後の生き方も左右します。病気であっても、できるだけその子どもらしくいられる環境を整え、子どもが自分自身を認められ、子どもの自律を視野に入れた看護を心がけています。また小児患者さんは年齢によっては意思表明や自己決定が難しいため、常に小児患者さんの権利を大切に考えています。当院は小児がん拠点病院で、小児がんに関して多診療科・多職種による治療が行われています。現在の活動としては主に、小児がん患者さんの状態を包括的に考えた看護や意思決定支援、職種間の調整、長期フォローアップなどを行っています。

急性・重症患者看護
専門看護師

辻尾 有利子

2015年取得

集中治療を受ける患者さんとそのご家族の 苦痛を緩和し、早期回復を支える

緊急度や重症度の高い患者さんに対して集中的な看護を提供し、患者さんとそのご家族の支援、医療スタッフ間の調整などを行い、最善の医療が提供されるように支援しています。私たちは、集中治療室(ICU)、小児集中治療室(PICU)を中心に、適切な鎮痛・鎮静管理、せん妄予防、早期リハビリテーション、日常性の維持、家族支援などを通して、患者さんの苦痛緩和と早期回復を支えるケアを大切にしています。また、患者さんの自律性の低下や医療の高度化等により起こる倫理的問題に対して、患者さんの最善の利益に基づいた意思決定に努めています。院内では、成人・小児患者さんの異変を早期に察知し、急変や病状悪化を予防する活動をしています。