Department of Pharmacy
University Hospital Kyoto Prefectural University of Medicine

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ごあいさつ

ごあいさつ

 

当院は、明治5年(1872年)に青蓮院の境内に療病院として京都市民の寄付により設立され、2022年に創立150周年を迎えました。以来、地域社会の要請に応えることができる医療従事者の教育と養成という使命を担ってきました。病院理念を、「世界トップレベルの医療を地域へ」として、特定機能病院、都道府県がん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院等の指定を受け、大学病院に相応しい高度専門医療を提供するとともに、京都府の政策医療を中心的に担っております。

薬剤部も、いち早く医薬品情報活動や薬物血中濃度モニタリング、薬剤管理指導業務、病棟薬剤業務、がん治療などの薬剤師外来を導入しました。また、院外処方箋への検査値表示、連携ツールの導入など保険薬局との連携を推進するとともに、医薬品情報提供活動の充実、医療安全の質的向上、チーム医療への参画などにも取り組み、安心・安全で良質な医療体制の構築に貢献して参りました。

薬剤部では、3つのテーマを持って医療に取り組んでいます。
一つ目は、「One for all , All for one(一人はみんなのために、みんなは患者さんのために)」の精神です。患者さんを第一に考え、病院の片隅で誰も注目しないような仕事にしっかり取り組む人こそ貴重であると考えます。
二つ目は、「一隅を照らす」です。これは伝教大師・最澄様の教えです。ひとり一人が与えられた仕事に精進し、光り輝くような仕事をすれば、周囲も光り輝き始め、病院や社会も光り、小さな光が集まってやがて国中を照らすとされています。
三つ目は、「利他の心」です。「利他」とは自分の利益だけを考えるのではなく、自己犠牲を払って相手に尽くそうという思いやりの心です。患者様だけでなく、同僚や他職種、他部署に対しても思いやりの心を持って接することが、より良い医療の提供につながると考えます。

薬剤部はこの言葉を心に刻み、これからも努力し続けます。

薬剤部長 小 阪 直 史