診療科・中央部門 のご紹介
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小児心臓血管外科

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小児心臓血管外科の紹介

当科では、先天性の心臓や血管の病気を対象に手術を行っています。対象年齢は生後間もない新生児から成人まで幅広くなっています。一方で、成長段階にあるお子さんが大多数を占めており、我々は常に手術成績の向上のために創意工夫を続けることをモットーとして、成長に伴う長い将来を見据えた治療に取り組んでいます。

診療内容

■心房中隔欠損症
幼児期・学童期を目安に、美容を考慮した小切開手術(右腋下の限局的切 開:約5~7cmの小切開)を選択肢の一つとした心内修復術を行っています。
■心室中隔欠損症
  • 肺高血圧の合併
    心肺機能温存のために乳児期早期に手術を行い、 肺高血圧発作の予防に一酸化窒素吸入療法を行っています。
  • 肺高血圧の合併なし
    幼児期・学童期を目安に、胸部正中小切開で心内修復術を行っています。可能な限り無輸血を目指します。
     
■ファロー四徴症
乳児期には安定した肺血流の確保を目的とした体肺動脈短絡術を姑息的手術として行います。 幼児期には根治手術を行いますが、肺動脈弁の大きさによっては、当院が独自に開発しその成績の良さにより日本全国で使用されているGore-Tex弁を使用します。
■完全大血管転位症
新生児期・乳児期に大血管スイッチ手術(Jatene手術)を行いますが、冠動脈移植は難易度の高い手術法で良好な冠血流維持のため当院独自開発の方法を用いています。
■左室流出路狭窄を伴う大血管転位症
乳児期に当院独自開発の手術法であるハーフターンド・トランカルスイッチ手術を行います。
■左室低形成症候群
新生児期には手術負担の軽い両側肺動脈絞扼術を選択し、乳児期にNorwood手術を行いますが、大動脈再建は難易度の高い手術法で当院独自開発の方法を用いています。次いで、検査結果によりタイミングを見極めながら乳児期に上大静脈-肺動脈吻合術(Glenn手術)を経て 幼児期に下大静脈-肺動脈吻合術(Fontan手術)に到達します。
■大動脈弁狭窄・閉鎖不全症
幼児期・学童期には自己肺動脈弁-大動脈弁位移植術(Ross手術)を行います。肺動脈弁の代用としては当院が独自に開発したGore-Tex弁を使用します。
■主要体肺動脈側副動脈を伴う肺動脈閉鎖症
独自の治療方針をもって段階的手術を行っています。姑息手術としては1歳ごろを目安として主要体肺動脈側副動脈統合術と自己心膜を用いた中心肺動脈形成術および独自開発したGore-Tex弁を用いた姑息的右室流出路再建術を行います。その1年後を目安として根治術を行います。
その他の疾患につきましてもQOLを考慮した治療に取り組んでいます。

特色・主な取組

当科では独自の手術法の開発など積極的に取り組み、世界的にも先進的な外科治療を行っております。こうして様々な先天性心疾患に対して安全に手術を受けていただけるようになっています。
■新生児心臓手術
小児特有の生理、血行動態に合わせて開発した人工心肺装置や各種機材を用いて最適のタイミングで適切な手術をできるように心がけています。
■低侵襲手術
無輸血心臓手術や美容にも考慮した小切開手術にも積極的に対応しています。
■独自開発の術式
自己組織の利用、生体適合素材の利用により子どもの成長に合わせた外科治療の開発を行っています。
■入院期間の短縮
心房中隔欠損症や心室中隔欠損症などの軽症例では早期退院により、幼児・学童の幼稚園、学校への早期復帰を促しています。

スタッフ紹介

職 名 氏 名 専門分野、学会認定等
部 長 山岸 正明 先天性心疾患の外科治療(特に大血管転位症、フォンタン手術など)
体外循環(人工心肺)
日本外科学会認定医
日本胸部外科学会指導医
日本小児循環器学会評議員
科 長 宮崎 隆子 先天性心疾患の外科治療
日本外科学会認定医
日本外科学会専門医
日本心臓血管外科専門医機構専門医
医 員 前田 吉宣 先天性心疾患の外科治療
日本外科学会認定医

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