診療科・中央部門 のご紹介
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腎移植センター

部門の紹介

臓器移植における組織適合性を確認するため、血清学的検査および分子生物学的検査を組み合わせた検査を行いHLA検査やリンパ球交叉反応試験、既存抗体検査を行っています。
脳死や心臓死からの臓器移植では、HLAの適合性からその臓器の受領者が決定されるため、脳死や心臓死ドナーからの臓器移植を希望された患者様は事前にHLA検査を実施し、その結果を臓器移植ネットワークに登録する必要があります。当センターでは京都府下および滋賀県の登録希望者のHLA検査を行っています。また、検査や登録ばかりでなく、臓器移植に関すること全般の相談も行っています。

主な業務内容

生体間臓器移植を希望される患者様(レシピエント)と、臓器提供者となる親族(ドナー)との組織適合性を調べるため、両者のHLA検査やリンパ球交叉反応試験、既存抗体検査を行います。リンパ球交叉反応試験にはリンパ球細胞障害性試験(LCT法)とフローサイトメトリー法がありますが、後者の方が高感度な試験です。当部門では両方の検査を行って、組織適合性を検査しています。また、既存抗体検査はHLAに対する抗体が存在するかどうかを確認する検査です。これらを総合して、ドナーに対する抗HLA抗体が存在する可能性がある場合は、さらにシングルビーズを用いたフローサイトメトリー法で抗ドナー抗体の有無を確認します。この検査では、フローサイトメトリーを用いた蛍光強度(MFI値)で抗体の量を大まかに推測することが可能であるため、臓器移植前後に行う抗体除去療法の治療効果判定も行います。
脳死・心臓死ドナーからの臓器提供を希望される患者様については、初回受診時にHLA検査を行います。クロスマッチは、脳死・心臓死ドナーが決定し、候補者として患者様が選ばれた際に行います。この結果によっては、候補から外れることもあります。
 
平成26年度は生体臓器移植目的のHLA検査が計99回、リンパ球交叉反応試験を74回、既存抗体検査を102回行いました。また、脳死・心臓死移植希望の患者様のHLA検査を26回、提供希望の患者様のHLA検査を6回、リンパ球交叉反応試験を121回、既存抗体検査を34回行いました。

スタッフ紹介

職 名 氏 名 専門分野、学会認定等
センター長 吉村 了勇 臓器移植・血液透析・一般外科
医 員 鈴木 智之 臓器移植・血液透析・一般外科
技 師 渡部 清子 HLA検査、免疫学的検査

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